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ワイパーアーム可動部のオーバーホールです。
作 業 記 録 画 像 コ メ ン ト
1 ワイパーのリンクを組み付けようと思い
リンク1式を手で動かして見たら、なんと
動きが重いのです。
ガラスを拭き取るワイパーを動かすだけでも
かなりの抵抗なのに、リンクを空で動かすだけで
重いのでは、ワイパーモーターもたまったものでは
無いでしょう。
今回可動部分を全てオーバーホールしてあげます。

これは可動部分の軸ですが、グリスが劣化して
硬くなっていますし、潤滑効果も薄いようです。
2 軸受け側も汚れを落とします。
3 洗浄したワイパー軸です。
4 軸受け側も洗浄します。
5 軸の中央に窪みがありますので
ここへシリコングリスを充填します。
6 軸受けを挿入して、リングピンを
刺してワイパーの軸は完成です。
7 次にリンクの可動部分のボールジョイント
部分も分解して洗浄します。
8 同様にシリコングリスを充填します。
9 リンク同士を組み付けます。
10 ワイパーリンクのボールジョイント
部分のオーバーホールが完了です。
11 これでワイパーリンクロッドの
オーバーホールが完了しました。

取り付けた後の動きはどうでしょうか。
12 このワイパーアームの軸受けですが
樹脂で出来ているため、劣化が激しいです。

私の場合、助手席側の軸受けは割れていました。
幸い、知人から一つだけ入手していましたので
今回取り替えました。

長くは持たなそうなので、アルミ削り出しで
作るようかもしれません。
13 ワイパーリンクの組み付けです。
14 この状態でモーターを回して試運転しましたが
静かで、とてもスムーズな動きでした。

これでモーターへの負担が減ってくれれば
長持ちするでしょう。